機関紙「山里文化新聞」第11号刊行

2022年1月1日刊行、今号のテーマは「正月の飾りとどんど焼き」。注連縄、おやす、ニュウギ、門松と、正月の飾りもいろいろあります。門松には松を使うとは限らず、「おやす」というわらづづに入れるものにも地域性あり? またこれらの飾り物にはヌルデが多く使われることなど。奥三河のニュウギから三重県答志島のおやすと「蘇民将来……」の注連飾り、一本で太く立派な「ゴボウじめ」の作り方まで。

どんど焼きは小正月の1月15日に行われるとは限らず、1月11日だったり14日だったり7日だったり8日だったり、いろいろあることも分かりました。2回行うところもあります(長野県中川村)。また、焚くものを積んで寄せたときの形も結構大事だということも判明。特に面白かったのは、この風習はすたれているのではなく、一旦すたれても新たに復活させたところや、元々なかったけれど他地域の真似をして始めたところもあり、「燃える火を見たい」という人心をつかんではなさない人気行事であるということでした。

ほか、南伊豆のベテラン農家の方のお話(聞き書き)、長野県伊那市の特産地での干し柿づくりの話題など。

機関紙初の8面版、B3版フルカラーで160円(送料別)。お問い合わせはaaa@yamazato.orgまで。


コメントは受け付けていません。