山里の美しさに見出し、かかわる
山室(三義)地区は伊那市の中でも最も諏訪に近い本当の山間で、山室川沿いに小さな集落がぽつぽつ続いています。現在人口200人中移住者が100人。ここで、移住してきた若い人たち+由緒あるお寺の住職さんが中心になって聞き書き活動を始めました。2021年10月に第1回の聞き書き塾、そして聞き取り、書き起こし、編集、書籍刊行へと進んでいきます。このお手伝いをさせていただけることになりました。楽しみです。
第10号のテーマは「麦」。昭和30年代頃までの麦づくり、麦作について書いた農家の日記、小麦とうどんを交換するのが普通だったこと、現在の麦作など。愛知県奥三河地方、岐阜県東濃地方、静岡県南伊豆町などの話題満載。2021年9月1日発行、B3版4頁、80円(送料別)。メールでお問い合わせください。aaa@yamazato.org
『山に生き、里に暮らす 第2集』を刊行しました。A5版206頁 2021年6月10日刊行 1500円
今回のテーマは「川と田んぼの魚・貝・エビ・カニ」。ほぼすべて昭和30年代の話です。まだアマゴ、イワナ、アユなどを川に放流してなかった頃のこと、田んぼや用水に潜むさまざまな魚、シジミ、エビ、カニを捕って食べたこと。それらを捕るのは子供たちの仕事(あそび)になっていたようです。家の周りの川には尽きることないそれらの恵みがあり、捕ってもまたすぐに生まれ、食料となっていた様子が分かります。また、子どもたち(特に男子の多く)はそういった生き物捕りに夢中だったことが分かります。どこの流れが冷たく、また温かく、どこにどんな獲物がいるのか、知り尽くしていたのです。
クスサンの幼虫から釣り糸を捕る、つまり元祖テグスについても語られました。テグスの語源がクスサンなのか、クスサンの語源がテグスなのか謎ではあります。楠につくから楠蚕(くすさん)という説もあるようですが、クスサンはナラ類を最も好むように見受けますから、どうなんでしょうか。
水車があちこちで回っていた頃の、子供たちが東奔西走する日々をつづっています。5月1日付け発行。1部80円(送料別)、25部1000円(送料込)で頒布。
今回のテーマは茶。珍しい後発酵茶である徳島県の阿波晩茶の作り方や、上勝町の人々の晩茶へのかかわり方について詳しく記事にしています。その他、愛知県奥三河(天竜川流域)の茶生産や、昭和30年代頃の各地・各家庭での茶づくりのことなどを特集。囲炉裏(のようなもの)のまわりでゆっくりと炒って乾燥させたことなどが語られています。